「特別支援教育研修会」を実施しました
いわき支援学校地域支援センター
11月13日(水)に「知能検査の読み解き方とそこから見えてくる必要な支援について」というテーマで、泉保養院 臨床心理士 深澤 国之様を講師に招いて特別支援教育研修会を実施しました。40名を超える地域の小学校、中学校、高等学校の先生方にご参加いただきました。
講演会ではWISC-IVの結果の見方、各検査項目でどんな能力を検査しているか、そこから見えるつまずきのポイントとどんな支援が必要になってくるかについて学ぶことができました。また、WISC-Vについても改訂の経緯やWISC-IVとの違いなど分かりやすく教えていただきました。
深澤先生からは、WISCの数値にとらわれすぎず、普段の児童生徒とのかかわる中で教員が感じるその子どもの学習に向かう意欲、人とかかわる力、物事を実行する力など知能検査では測れないところが、実はとても大事であるというお話がありました。WISCの結果は参考にしながら、私たち教員が日頃行っている子どもの見取りを大事にしていきたいと、改めて感じさせられました。
今回の研修会を通して学んだことを、今後の児童生徒たちへの指導支援に生かしていきたいと思います。
参加した方々からは、以下のような様々な感想をいただきました。
興味深い内容でした。数値やスコアを聞いても、何を意味しているのか良くわからないことがありましたので、良い内容であったと思います。
検査結果をうのみにするのではなく、児童生徒の実態,見立てとともに照らし合わせて総合的に考えていくことが大切であると感じました。
WISCについてわかりました。12パターンが知れてよかったです。
数値はあくまでも数値であり、実際の様子を観察していくことが大切だということがわかった。
WISC-IVとWISC-Vの両方の話が聞けて大変参考になりました。
知能検査の結果の読み方がよくわかった。