令和5年度 学校長あいさつ
いわき支援学校は、昭和58年4月に、福島県浜通りの南部に位置するいわき市に、県内で初めての通学制の知的障がい養護学校として開校し、創立41年目になります。
開校時は、小学部と中学部でしたが、その後、平成3年に本校高等部が開設され、さらに平成27年には勿来高校内にくぼた校(分校)が開校いたしました。
令和5年度、本校は、小学部102名、中学部51名、高等部98名、計251名でスタートしました。
学校教育目標には、「自ら学ぶ人」「心ゆたかな人」「じょうぶな人」の3つを掲げ、
① 一人一人の学びの充実
② 豊かな人間性・社会性の育成
③ 健康で安全な生活の推進
この3つを柱に、日々の授業の充実に取り組んでおります。
特に、本校では、小学部、中学部、高等部の系統性を大事にしながら、学級・学部を超えた交流や、地域の学校等との交流及び共同学習、居住地校交流、地域住民との交流を積極的に取り入れ、生活経験の拡大と社会性や豊かな人間性を育てることを目指しています。
地域の方々や保護者等を講師とした学習活動や、校外学習、地域の貢献活動を児童生徒の発達段階に応じて行いますので、御理解と御支援をお願い申し上げます。
また、本校では、いわき地区における特別支援教育の「センター的機能」の一環として、幼稚園、小学校、中学校や高等学校等への相談支援や先生方の研修支援も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
今年度も、 学校と御家庭との共通理解・役割分担、地域との連携のもと、児童生徒一人一人の学びの充実はもちろん、共生社会の形成に向けた取り組みをより意識した実践を行うことにより、地域と保護者の皆様から信頼される学校にしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
福島県立いわき支援学校 校長 菅野 美恵子